東野圭吾 手紙
普段の彼とは違うテイストでした。
(しったかー。 笑 )
東野圭吾 手紙
東野圭吾といえばミステリー、サスペンスというイメージ。
でもコレは違った。
弟おもいのアニキがいて、
弟の学費を稼がないといけない大事なトキに
体を壊して働けなくなる。
それでも弟だけは大学に行かせたい。
その強い気持ちから他人の家に盗みに入り、
勢いあまって殺人までおかしてしまう。
強盗殺人の罪で刑務所に入った兄を持つ弟の、
その事で人生の全てが変わってしまった事への戸惑い、苦悩…
などがリアルに書かれていました。
弟に罪は無いのに周りから後ろ指をさされ、
大好きな恋人とも引き離され、就職するにも嘘をつき…
きっと全てが、この日本で起きている現実なんでしょうね。
タイトルの「手紙」は、
刑務所にいる兄が弟に送り続ける手紙の事ですね。
もうねー…
ポイントポイントで号泣ですよ。
世界でただ1人、自分と血の繋がった弟を大切に想い、
刑務所にいても弟の事ばかりを心配する兄。
閉ざされた刑務所の中、弟の事だけが生きがいなんですね。
逆に、兄が刑務所にいるおかげでツライ毎日を送り、
だんだんと兄と距離を置くようになる弟。
兄の気持ちも弟の気持ちも、どちらも理解できるし
切なさが伝わりました。
あー
思い出すだけでも涙が出る。
コレは読むべきです。
映画もあるんだっけ。
たしか山田孝之が出てたような気がする。
めんどいから調べないし、映画も見ないと思うけど
本は もっかい読むかも。
絶品でした。
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